さて、前回は【準備編】ということでマラソン前の準備についてでした。
今回は、レース本番でどういったことを考えながら走ったのか伝えていけたらと思います!
レース当日の流れ
レースは、10時50分スタート、そこから逆算して起床時間や、食事時間を決めていきます。
今回はレース当日移動のため、少し早起きが必要となりました。
そして、車で約一時間半かけ…到着!
広い!!!!
そうです、前回の【準備編】でも説明したとおり、今回のコースは自動車のテスト周回コース。一周約5.5kmもあります。と言っても想像の10倍でかいです(笑)
天気にも恵まれ、最高のコンデション!と思っていました…。あの事件が起きるまでは…笑
さて、会場の雰囲気も楽しみつつ、スタートの時間が近づいて来ました。
スタートが近くなると、会場の雰囲気もますます盛り上がってきました。
そしてついにスタート!!!
僕は今回自己ベスト(2時間39分041秒)更新のため、2時間40分(1kmあたり3分47秒あたり)のグループにつかせていただき、後半タイムを上げていこうという作戦で望みました。
前回の初マラソンでも、前半ペースを抑え後半上げるネガティブスピリットで成功しましたので、この戦略にしました。
更にいうと、単純に気持ち、体的にも楽だからです。前半貯金型は後半拷問のようにきついと聞きますから(笑)
スタート〜10km
まずはスタート〜10kmです。ここで考えていたことはとにかく何も考えないことです。これは悪い意味ではなく、いい意味で、です。マラソンは42.195km。
とても長く、最初から集中し続け、最後まで保つことは困難です。集中するのはきつくなる最後だけでいいんです!(と、マラソン経験一回の初心者が申しておりますが…笑)
なのでとにかく力を使わずレースを進めました。もちろんこの時点では、足、呼吸ともに余裕度は高かったです。
ラップタイムは以下のとおりです。
3時間40分が1kmあたり3分40秒なので、ほんの数秒、ズレはありますが、完璧なペースですね!ペーサーの方々には感謝です!!
11km〜21km(中間点)
11km〜21kmでも、引き続き完璧なペースメイクですね!
ここで考えていたのは、1km〜10kmと同じようにいかに力を使わないかです。そして体の状態ですが、、、まだ余裕です!(笑)
ただ、ここでレース前には大きく出ていた太陽が雲に隠れほとんど出てこなくなり、かつ風が強くなり体感温度が一気に低くなっていきました。
体が明確な「寒さ」を感じるようになっていました。
22km〜32km
一見、ペースも安定しているため、まだ余裕そうに見えます。
ここでもまだ集団の中で、走っています。ここでの状態ですが、25kmまではこれまでと同様に、余裕度が高かったですが、前述したとおり、寒さにより体が動かなくなり始めたのを28kmあたりで感じました。
そしてなんと30km地点である事件が起きました。ハンガーノックです。ハンガーノックとは極度の低血糖状態に陥ることを言います。この状態になると体はエネルギー源を失うため、動かなくなります。
ここでおそらく皆さんジェル等の補給食は?とお思いでしょう。今回は15km、25km、35km地点で補給しました。始まる前もこれで大丈夫と思っていましたが、想像以上に少なかったのでしょうか、お腹がすくほどの状態になってしまいました。
ただ、ここで絶対に離れるわけには行かない!我慢をすれば楽になるところは来る!と思い集団についていきました。
33km〜42.195km(ゴール)
そして、ついにゴールです!
ラップタイムを見ていただければ、おわかりの通り、36,37kmから全く体が動かず失速してしまいました。そこからはとにかくゴールにたどり着くことだけを考えて走っていました。
何度もやめたいと思いました。しかし今回応援・サポートしてくれた両親をはじめ、たくさんの応援してくれた方々のために必死に走り続けました。
そしてやっとの思いでゴール。タイムは2時間41分25秒。自己ベストからは2分以上かかってしまうという悔しい結果となりました。
応援してくれた方々に本当に申し訳ないという気持ちが溢れてきました。
反省・振り返り
今回走ってこのような結果になり、時間をおいて原因を考えてみました。
・単純に実力不足(心肺機能というよりかは長い距離・時間の練習が足りないため、後半の失速に繋がった。)
・準備不足(補食をもっと充実させるべきだった。)(寒さ対策)
・コンディション問題(寒さ)
自分が思うにこの3つが挙げられました。もちろん今回の寒さは僕にとって厳しいものでしたが、上2つが原因としては大きいもので、特に単純な実力不足だと痛感させられました。
僕は、これまでもあまり長い距離の練習が得意でなく、あまりできずにいました。その結果、この失速に繋がったのではないかと思いました。
今後は、長い距離・時間に焦点をあてながら、練習を進め、必ずリベンジします!!!
そして「マラソンは甘くない」と言葉ではわかっていましたが、身を持って教えられました。
今回SNS等で応援してくださった皆様、本当にありがとうございました、必ずリベンジしますので今後もどうかよろしくおねがいします!!!
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